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まめ畑

ゆるゆると書いていきます

Ad-Hocシミュレーション

Ad-Hoc Jist/SWANS

今やっている研究は、アドホックネットワークというものなのですが、これが意外と曲者。

そもそもアドホックネットワークとは、ノートPCやPDAスマートフォンなどの小型通信機器でネットワークを構築しようというもので。災害時やアクセスポイントの無いような環境で有効活用出来るといわれているものです。
しかし、その実態は個人的にはWiMAXとかきたらおわるんじゃね?とか思っています。

アドホックネットワークと一口に言っても、センサーネットワークのようなものもあり、こちらはかなり実用的かもしれないです。また、ユビキダス環境の構築には必須だと思います。

ここで書くアドホックネットワークとは、移動する端末同士で構成するネットワークについてです。
この移動するというのが曲者なんです、
Windows Vistaではアドホックで使用するアプリ用のAPIが提供されていますが、こちらはシングルホップ、つまり無線電波が届く範囲にいる端末との通信ということになります。
今やっていることは、何台もの端末を中継する事によってアドホックネットワーク内でのルーティングを行う事です。
有線系でのルーティングはルータとかが基本的に移動しないのでいいですが、モバイル端末相手だと好き勝手移動するのでトポロジの変化が頻繁に起こります。
これに追従してルートをダイナミックに変更するプロトコルの作成が必須となります。

今までもいくつか提案はされているのですが、マルチキャストとなると少なくなったりして中々難しい事が伺えます。
そもそも、日本でこの分野の研究を本気でやっているところって少ない気がするのです。

まず、考慮しなくてはいけない項目が多すぎる。
省電力、処理速度、移動性、遅延などなど。

で、一番の問題がこれ結局何に使えるのといったビジネスでの活用方法といったところでしょうか。
車車間通信とか期待されていますが、シビアなシステムに使えないと思うのが結論。

後は、実験と検証がやりにくい。
屋外とかでうろうろしてると完全に不審者。というよりは、結果の記録が難しい。
マルチキャストにいたっては、評価基準が定まっていない。

後者は評価者がかっていに決めるとして、前者はシミュレータを使うのが基本です。
ns-2やQualNetなどのシミュレータが存在しますが、Jist/SWANSなんてものを使っています。
これは、Javaベースのシミュレータなのですが早いしメモリは食わないしで、しかもフリーでとまできた代物なんです。
新しいのですが、そもそも使っている人が世界的に少なく、リソースは皆無に等しいです。
最近は増えてきたのですが、こんなの論文発表用に使うもんじゃねぇ! ←結論

バグはあるし、致命的なコードはあるし使い物にならないも物を2年前くらいから修正して使っています。
しかも、作者は卒業後に更新を終了し、本当にこれで正しい評価できるのか甚だ疑問です。

もし、このシミュレータで実験をやっている人がいたら是非話してみたいです。
修正点が正しいのかもあわせて、議論してみたいところです。